カテドラルストリートプロジェクト 2002
宇都宮市松が峰、大谷石の松が峰教会前にある石蔵の活用を呼びかける提案です。
2002年社団法人栃木県建築士会宇都宮支部まちづくり委員会で作成した提案です。
2010年4月、市役所の公募により利用者が決まりました。
提案から9年。やっと動き出します。
カトリック松が峰教会
1932年竣工
マックス・ヒンデルによるロマネスク様式のキリスト教会
通りの正面に鐘楼が見えます。
まるでヨーロッパの風景の様ですが、よく見ると通りの両側に並ぶのは風俗店。
これをなんとかしたいなと考えたのが始まりでした。
この地図のピンクが東武宇都宮駅、東武宇都宮線の終着駅です。
駅を降りて少し歩いて振り返ると、上の写真の風景となります。
赤く染めた所に大谷石の蔵がありました。
宇都宮にはこのような石蔵が沢山あります。
私たちの調査では、市街地に300以上点在しています。
市所有のこの蔵を活用して、教会前の通りの雰囲気を変えていければと考え始めました。
蔵と教会の位置関係です。
教会を眺める絶好のポイントです。
ヨーロッパであれば市がたつ場所です。
計画案の発表、活用を求めてのイベント、教会でのJAZZコンサート。
NPO法人「まちづくり推進機構」内での活動。
様々な手段でこの場所の重要性を訴えてきました。
10年近くの紆余曲折の末、市はNPO法人「まちづくり推進機構」に、
この石蔵の管理を委ねました。
そして公募により活用事業者を募集することになりました。
このエリアが、宇都宮の顔として定着するのはまだまだ先でしょう、
でもやっと一歩踏み出したと、期待しています。
活用事業者決定内覧会 2011年2月15日 下野新聞記事
活用事業者「おしゃらく」オープン特集 栃木テレビ動画