所在地 | 宇都宮市桜2丁目 |
構造 | 木造1階建て |
規模 | 108.03㎡ |
築年 | 昭和15年 |
宇都宮大通りから小道を入って行くと、車の音もかなり静かになります。
突き当たりに趣のある玄関。見上げると入り母屋屋根のかさなり。
手入れのされた庭に曲り縁が続いています。
高床の縁の下も覗くと乾燥した大谷石。
この家、かなり丁寧につくられています。
昭和15年竣工、日光宮大工が手がけた木造住宅。築造時木材を3年以上寝かせたそうです。
玄関をあけると奥に続く中廊下、右には庭を臨む縁側。
8帖の和室は曲り縁を通して庭につながります。
さらに北側には床の間付きの6帖間。障子を通した光が美しい。
座敷をつなぐ欄間には黒柿。天井の竿縁も猿頬面です。他にも名木がいくつも使われています。
縁側は丸太垂木の駆け込み天井。庭側には丸桁。大工さんの腕の見せ所です。
縁側の欄間ガラスは当時のまま、今では入手困難な結晶ガラスです。
縁側の突き当たりには6帖の茶の間。炬燵を囲んでの団欒が偲ばれます。
家具もそのまま使わせてもらえます。
台所も、風呂場もトイレもほぼこのまま使えそうです。
さらにこの他に中廊下の西側に6帖間と4.5帖。つまりは5DKです。
庭に少し手をいれれば、駐車場を確保する事も出来ます。