所在地 | 宇都宮市戸祭元町 |
構造 | 大谷石蔵2階建て |
規模 | 1階20㎡ 2階20㎡ |
築年 | 昭和4年6月 |
待望の大谷石蔵賃貸物件です。
2.5間×3間と小さめの石蔵です。
刻まれたツル目が手彫りの石の特徴です。
昭和35年頃から採掘が機械化される以前の大谷石は人力でツルハシを使って掘り出されました。1本掘るのに3600回もツルハシを振ったそうです。
この蔵の石にみられる斜めのツルハシの跡には、そんな歴史が刻まれています。
大谷石は柔らかい印象を持った石ですが、この手彫りの大谷石には深い風合いを感じます。
入り口は堂々とした鉄の扉。年代物の鍵もちゃんと付いています。
キーストーンを強調した石積みのアーチを支える1本ものの大谷石が両袖に使われています。
2階の窓には鉄扉。建設当時のままでしょう。
樋受け金物も当時のまま、これ残っているのは珍しいですね。
妻面には大谷石で掘られた屋号。
内部は2階建て。棟木には昭和4年6月吉日の文字が読めます。
火災から蔵を守って来たのでしょう。棟木にはマトイが添えられています。
敷地は公道から奥深くのびて、駐車場も充分確保できます。
なにより、釜川遊歩道の景観を独り占めできます。
石蔵を背に釜川の緑をながめながらせせらぎに耳を傾ける。
この蔵の過ごしてきたゆったりとした時間にひたることができます。。
このゆっくりと流れる時間ごと使ってもらえるといいですね。